こんにちは、秋山です。
小学一年生になった息子は、
学校への行き帰りを友達と歩き、
楽しそうに毎日出掛けていきます。
そんなある日、
転んで肘を擦りむいたようで、
帰宅した服に血が滲んでいました。
以前ならば、
この手の負傷では、
大泣きしながら懸命に、
事情を伝えて来たのですが…。
「途中で転んだ。」と、
何やら落ち着き払いながら、
私に傷を見せてくれました。
その傷跡を見てみると、
傷回りの泥は拭かれていて、
可愛い柄の絆創膏が貼ってありました。
「おじいさんが拭いてくれて、
お姉さんが絆創膏を貼ってくれた。」
どうやら通り掛かった方と、
高学年の女の子が助けて下さったようで、
心折れることなく帰宅出来たようでした。
4月に入ってから、
新しい世界が拡がり、
出逢いの数も、生まれる会話も、
今までに無いほど増えています。
彼がダイレクトに味わっている、
数々の機会によって、
心を使い、交わる機会も、
増えているに違いありません。
毎日味わった1つ1つは、
刻み込まれ、糧となり、
彼の心の一部になっていきます。
誰かにしてもらったことは、
いつかきっと、
自分も誰かにしてあげたい。
そんな自然に芽生えた気持ちから、
彼のポケットには、
ハンカチとティッシュ…
そして「絆創膏」も入ります。
ふと芽生えた気持ちでも、
大切に育み、共に応えていけるよう、
話と気持ちに寄り添っていきたいです。
エールキーパー
秋山 有紀子