今週初め、聴福庵に1枚の大きな絵が届きました。
こちらは、私の祖母が25年程前に描いた南画で、タイトルは「寂光」。
ここ数年、実家の物置に眠っていたのですが、誰にも見られずにしまわれているのはなんだか寂しそうでもったいないし、大きくて墨で描かれていることもあり、なんとなく「古民家に合うのでは?」と母の提案もあり、今回の流れになりました。
シルバーの額がどこか浮いているかんじもあったので、自分たちで額を外して黒く塗りなおし、
おくどさんがある部屋に飾ってみると・・・
とても合い、部屋に奥行も出て、前からあったかのように馴染んでいるかんじです。
また早速、色々な方たちに「素敵な絵」などと声をかけてもらい、絵も喜んでいるように見えました。^^
聴福庵に集まってくるモノたちは、この絵を含め道具など、みんな幸せそうに見えるものですが、それは、大事にされているのは勿論、使われたり見られたり、誰かの役に立っているからなのかもしれません。
役に立つことが幸せというのは、とても自然なことで、それは、モノに限らず、人も同じことのように感じました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子