自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/06/06

水口祭りの室礼

関東では、田植え時期にあたりますが、

社内の室礼も
先日のお稽古で習ったように
「水口祭り」をテーマにしています。

水口祭り室礼3

今回の盛り物は「早苗」を中心に・・・

水口祭り室礼4

まずは、カタクチイワシを干した「田作り」。

昔、田畑の肥料としていたため
このように呼ばれるそうで
別名「ごまめ」とも言いますね。

こちらを肥料にしたところ、お米が五万俵も取れたので
「五万米(ごまめ)」と書くようにもなったそうで、
五穀豊穣を願う縁起物です。

その横には「つくね芋」。

あるクルーに「石ですか?」と質問されましたが・・・笑

こちらは「稲の根がしっかり根付きますように」との
言葉の盛り物です。

「お酒」は、田の神に供える大事な一品として、
麻を結んでいます。

そして「手ぬぐい」は、
田植えをする「早乙女(さおとめ)」に
見立てています。

ちょうど今年は、実際に千葉でも福岡でも
田植えをやらせて頂いたこともあるのかもしれませんが、

こうした都会の中でも、
昔の人が取り組んできたことを感じられる室礼を
改めて大事にしていきたいと思っています。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子