社内の「水口祭り」の室礼で、
早乙女に見立てた「手ぬぐい」。
こちらは、細かい水玉模様の豆絞りですが・・・
豆は一粒まけばたくさんの実がなるため、
この豆絞りには「子孫繁栄」という意味があり、
「子どもがたくさん生まれますように」
という願いに使われるようになったそうです。
また、「豆絞り」は、
手ぬぐいの代表的な模様でもありますが、
最近では、プリントや型を使った染め物が
主流となっているそうで、
正円が整然と並んだ柄がほとんど。
本来は書いて字のごとく、豆絞りは「絞り」であり、
絞り染めの技法で模様をつけたもので、
やはり、プリントや型染めとは異なり、
ひとつひとつカタチのちがう模様には
味わいがありますね。^^
自然はみんな不揃い。
無理に合理的にそろえようとせず、
ちょっと肩の力を抜いて、
そんな「不揃いの美」を楽しめたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子