子どもたちが喧嘩する姿を
見ることはうれしいものではありませんが、
喧嘩の内容を見ていて
うれしくなることがあります。
今までほとんどが、
「お姉ちゃんずるい」「弟がずるい」
という風に相手と自分を比較して感じる不満を
相手にぶつけて喧嘩をしていましたが、
最近は、「そんなことをしたら、お友達に良くない」
「あとで痛い目にあう」「罰が当たるよ」
と、相手のことを考えて思いをぶつけて喧嘩をする
そんな姿が増えてきました。
喧嘩を終えた後も、
「あんなことしてたら、お友達いなくなっちゃうんだから」
「少しはみんなのこともかんがえないと」
とぶつぶつ言っている姿を見ていると、
弟に行っている反面、自分にも言い聞かせているような
そんな気がしてきます。
子どもたちの社会の中で、たくさんの経験を積み、
学んできていることが、こうやって子ども自身の
心の変化や成長へとつながっていくことを見ていると、
変に大人が正解を教え込んだり、
倫理観を植え付けてしまうと、
体験から学び理解していくプロセスを奪ってしまったり、
目の前の相手に寄り添うのではなく、
教え込まれた倫理観を守ることを優先することにつながるかもしれません。
改めて、子ども集団の大切さを感じている最近です。
ミマモリスト
眞田 海