先日、畑に行った際、
小麦収穫後の様子を見てみると・・・
なんとそこには稲が!
どうやら、父が近くの畑の人から、
「水をはらなくても、畑でも育つ」と言われ
苗をいただいたようで・・・
小麦の跡地などに、植えることにしたそうです。
「陸稲」は、あまり馴染みがない方も多いと思いますが、
「おかぼ」や「りくとう」などと呼ばれ、
畑で栽培される稲のこと。
私も、数年前までは、
お米といえば水田のイメージしかなく、
こうして畑などで育てる
「陸稲」の存在すら知らなかったのですが、
もともと日本でも作られていたそうで、
そのうちに治水が進み、水稲の品種改良されるにつれて、
陸稲の栽培面積が減少していった・・・とか。
ちょうど先月、天皇陛下が皇居内で、
水稲だけでなく、陸稲の種まきを行っていましたが、
こんなところにも、昔からのお米づくりや、
日本人とお米との深い繋がりを感じます。
現代の日本では、色々な食事が混在していますが、
そうは言っても、日本人の主食はやっぱり「お米」。
お米は、私たち日本人の暮らしと精神の根幹を
なしているようにも感じますので、
父もお米づくりは初挑戦とのことですが、
一緒に、お米作りを通した学びを
楽しめたらと思います。
それにしても、東日本大震災をきっかけに、
「自然から学び、本来の自然に沿った生き方を」と
様々な実践を重ねていますが、
こうして家族や仲間と一緒に、
実際に自然の繋がりの中で、体験を通して、
日本のルーツや人としてのルーツに触れるというのは、
自然に近づけるからなのか、とても楽しいものです。
そんな日本人の精神を皆で取り戻しながら、
子どもたちにも、こんな体験、環境を
残していけたらと思っています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子