こんにちは、眞田由莉です。
息子の通っている保育園では、毎月発行される園だよりの他に、5歳児クラスにだけ発行される「すいすいだより」というものがあります。
内容は主にお手伝い保育の予定連絡となっており、娘の時にも同じように頂いていました。
しかし先日、お便りの裏側にも何か書いてあることを発見!
見ると、日常の生活で先生が見つけた子どもたちの発達の一場面が、写真と詩的な文章で綴られているではありませんか。
「すいすい月記」と名付けられたそこには、誰に頼まれたわけでもないのに皆が脱ぎ散らかした上履きをきれいに揃えている子と、
“社会を支えているのはきっと 君たちのような 縁の下の美しさ”
という文章が。
ある時は、園で飼い始めたうさぎの名前を決める際、候補となった名前を紙に書き、どちらがいいかうさぎに見せて、聴いてあげている子の写真。
もちろんうさぎは字は読めませんが…
“うさぎの名前は そのうさぎに決めてもらう そう考えた君の心意気が素敵 相手の気持ちを知るための たくさんの どっち? その一つひとつが 思いやり”
という先生のコメント。
写真からももちろんですが、文章からもその場面や子どもの気持ちが想像できて、思わず涙…。というくらい伝わってくるものがありました。
カグヤでも毎月、見返りを求めない思いや行いを『徳の宝』として表彰していますが、子どもの行動や気持ちは見返りなど求めておらず、ただただ正直に、でも思いやりに溢れていて…
また、その日常に溢れた思いやりに気付き、こうして伝えて下さる先生の気持ちもまた『縁の下の美しさ』だと感じます。
“この世の中はまだまだ捨てたもんじゃない” なんてCMもありましたが、
こんな縁の下の力持ちの存在に気付けたのなら、そして自分も微力ながらそんな存在になれたのなら、この世の中は捨てたもんじゃないどころか美しいものになるのではないかと思うのです。
美化コーディネーター
眞田 由莉