今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2017/03/07

「由来を知ること」

こんにちは、眞田由莉です。

気付けばもう3月、花の節句も終わり、
そろそろ本格的に春の訪れを感じる頃でしょうか。

花の節句と言えば、
女の子のいる家庭では雛人形を飾ったのではないかと思いますが、
我が家の子どもたちは雛人形を飾る作業が大好きです。
まるで一大イベントです。

何がそんなに楽しいのかというと…

昨年のことだったと思いますが、
人形を箱から出す時に
子どもが頭を引っ張って出してしまい、、

案の定、首だけスポッと抜ける事態に…(苦笑)

もう子どもたちは転がりながら大爆笑です。

「お雛様がかわいそうでしょ!」
「罰が当たるからやめなさい」
なんて言っても全く聞かず、
調子に乗ってお雛様とお内裏様の顔を交換したりしていました…。

今年もひとしきりそんな遊びをしていましたが、
母としてはそんないたずらをいつまでも許す訳にはいきません!

そこで、なぜお雛様を飾るのかの由来などが書かれた
付属の冊子を一緒に読んでみることに。

もともとは人の形をした紙に厄や災いを託して
海や川に流していたこと。
それが発展して女の子の誕生を祝う行事になったこと。

なぜ関東と京都ではお雛様とお内裏様の位置が反対なのか?
など、隅々まで読んでみると
私も知らなかったことが沢山ありました。

そして子どもたちが一番反応していたのが、
「お雛様は自分の替わりになって悪いことを流してくれる」
というところです。

気が付けば、そのあとは雛人形でおふざけをしなくなっていました。

お雛様に無関心なよりは遊んでしまうくらいの方がいいのかな、
なんて思ったりもしましたが、
やはり物事の背景や由来を知ることは意識が変わりますね。
本質は子どもたちにも伝わるのだと思います。

心に響いたことをそのまま受け止められる子どもの素直さを
素直に受け取れる自分でいたいと思います。

美化コーディネーター
眞田 由莉