こんにちは、秋山です。
我が家の1日は、
息子を幼稚園に送りがてら、
娘と散歩することから始まります。
子どもの足で10分程度ではありますが、
気付けば「はっぱ」「石」「犬」など、
寄り道に寄り道を重ねて…
ペースは極めてゆっくりです。
息子を送り届けて帰る途中。
娘が初めて「影」の存在に気付きました。
クルクル回ってみたり、
突然走り出してみたり、
話し掛けてみたり、
彼女の目に「影」が、
どんな風に映っているのかは、
読み取れませんでしたが…
しばらく立ち止まり夢中で遊びます。
「そろそろ行こうか。」
声を掛けると、
娘も自分の影に向かって、
何か一生懸命話し掛け始めます。
しばらく見ていると、
「影」と手を繋ごうとしているけれど、
手が繋ぐことが出来ず戸惑っている様子。
何度も近付き直したり、
何度も手を伸ばすけれど、
どうしても繋げない「手」に、
最終的には泣き出してしまいました。
彼女にとって、
初めて出逢った「自分の影」は、
手を繋いで帰りたくなるほどの、
大切な友達になったのだなと、
優しい気持ちになれる出来事でした。
エールキーパー
秋山 有紀子