こんにちは。カグヤの松野です。
カグヤでは毎日のように発酵食品を戴いています。
毎日飲んでいる阿波番茶の乳酸菌、パンの酵母たちは
社内で知られる菌のなかでもお馴染みの菌たちです。
先日、そんな乳酸菌や酵母について調べていると、
彼らがフグの毒まで分解することを知りました。
フグの卵巣はテトロドトキシンという猛毒のため
一般的には解体後、厳重に管理され焼却処分されます。
そんな危険な卵巣も、ひとたび乳酸菌や酵母の力を借りて、
糠漬けとして2?3年置いておくと、
人が食べられる珍味になるそうです。
これは石川県で200年続く製法とのことですが
まだ毒を分解する発酵過程は
科学的には解明されていません。菌は奥深いです…
発酵も腐敗も、周りのものと同化し
巻き込んであっという間に広がっていきます。
周りを巻き込んで腐敗するのではなく、
発酵が“発幸”と言われるように、
自分も周りと豊かに発酵してゆけるような
そんな実践を取り組んでいきたいと思います。
発酵コーディネーター
松野 寛子