いつも有難うございます。
カグヤの松野です。
週に一度、小唄の稽古に行かせて
頂いています。
先月から新しい唄に取り組んでいるのですが、改めて・・・
「小唄は難しい…けど面白い。」と感じています。
稽古の前には、一通り自分で練習し、
唄えるようにしておくのですが、
毎回先生の前で唄うと、
自分が全然唄えていないことを
実感します…
稽古すればするほど、
先生が絶妙なところで
何とも言えないような唄い方をされることに
気付き、思わず唸ってしまします。
先生に、
「いやぁ、この唄は本当に難しいですねぇ…」
と伝えると、
先生から
「難しいのは一生懸命だからよ。」
という言葉が返ってきました。
この言葉、すごくシンプルですが
本当に深いなぁと感じます。
先生は、他のお弟子さんにも
同じ曲の稽古をつけてくださるのですが、
教え方はそれぞれ違います。
(姉さん弟子と、新人の私が同じ曲を唄っています)
「一生懸命でなければ難しさを感じない。」
というのは、
言葉通りなのですが、
懸命に唄に向き合えば向き合うほど
その難しさを感じる。
難しさを感じなくなったら
「わかった気になっている」かもしれない。
大事なことを流しているかもしれない。
日々の先生のお稽古から
その言葉の意味をじっくり教えて頂いています。
小唄の先生から頂いた言葉ですが、
全てのことに通じているように感じます。
頂いた言葉を大切に
何度も何度も味わっていきたいと思います。
発酵コーディネーター
松野 寛子