いつもありがとうございます。
カグヤの松野です。
普段自然な甘味として、
甘麹(甘酒の原液)を使っていますが、
先日初めて米飴造りに挑戦しました。
米飴の歴史は古く、
日本にまだ砂糖が無かった時代から続く、
1000年以上の歴史ある甘味なのだそうです。
米飴造りはまず、
お粥のように柔らかく炊いた白米と
軽く砕いた乾燥大麦を混ぜ、
55℃の保温器で6時間温めます。
すると…、砂糖を一切使っていないのに
とっても甘いお粥が出来上がります。
これを更にガーゼで濾し、
水分を飛ばしたものが米飴の完成です。
これは麦の発芽酵素が
米のでんぷんを糖に変えていくことで
甘くなるということなのですが、
実際に米や麦から、甘い飴が出来てくると
とても不思議です。
昔の暮らしの中には
自然のみえない力を活かし、
自然に沿って生活する姿があるように思います。
そして、それは身体にとっても
負担がなく、自然なものなのだと感じました。
発酵を通して、自然に沿って生きる
自然な生き方を実践していきたいと思います。
発酵コーディネーター
松野 寛子