いつも有難うございます。
カグヤの松野です。
先日、カグヤ一家みんなで
福岡の聴福庵で障子貼りを行いました!
1日で、家のすべての障子を
貼り変えるつもりで、臨んだのですが…
障子の建具を傷めないように
一枚一枚丁寧に古い和紙をとって、
糊を刷毛でつけていき…
最後にピターッと和紙を綺麗に貼って、
霧吹きで糊と紙を密着させ、
乾いた頃に、カッティング…
そうこうしていると、
あっという間に、日が暮れてしまいました。
結局1日で、ようやく4枚の障子が貼り替わりました。
なかなか、一筋縄ではいきません…
簡単そうに見える、“障子貼り”一つのなかに、
沢山の技術や知恵が詰まっていることを、
感じました。
初体験の私たちにとっては、
“障子貼り”は職人芸のように難しいものでしたが…
昔の人たちは、家々で
この技や知恵の詰まった丁寧な暮らし=生き方を
伝承してきたのかもしれません。
実際、和紙を貼ったり、
皺を延ばしたりする作業の中に、
仲間との息のあった連携が必要でした。
できあがった障子に対する愛着も違いますし、
家の敷居に嵌めた障子には、惚れ惚れします…
“大変”と言っていたなかに、
暮らしにとって大切なことが詰まっていることを
(まだほんの少しですが…)
家から教えてもらっています。
発酵コーディネーター
松野 寛子