いつもありがとうございます。
カグヤの松野です。
先日ちょうど実家に帰省した際に、
近くのワイナリーに伺い、
仕込んだばかりの〝ペルレ“という
赤ちゃんワインを頂いてきました。
ぶどうを潰してブドウジュースにし、
酵母を入れて…3日しか経っていないワインです。
一度飲んだら、来年の仕込みまで
待っていられないくらい美味しい…そんなワインです。
シュワっと微炭酸で、まだぶどうの甘さが
残っておりました。
〝ペルレ”は、発酵が進み過ぎないよう
氷で冷やし厳重に保管されており、
ワイナリーでしか飲めないワインです。
調べてみると、市販で売られているワインでも
瓶の中に酵母が残っているものがあります。
その場合、酵母が糖分を食べ続けるので、
日が経つうちに、どんどん辛口になってしまうそうです。
そのため、酸化防止剤などの保存料を使って、
味の変化を止めています。
生き物が時間によって変化するのは
自然なことですが、いつの間にか
そのことを感じる感覚がなくなってしまっていた
ように思います。
ペルレの味は、「生き物の味」だったのだと思います。
そして、その味を「心から美味しい」と感じました。
生き物を頂いて、生かさせて頂いている
その感謝を大切にしていきたいと思います。
発酵コーディネーター
松野 寛子