先日、ある保育園の園長先生が、

「日誌を細かく書きすぎると家に帰ってからの
親子のコミュニケーションを奪うことにもなる」

という話をきいたので、

自分の園でも真似をして、
あまり細かく書かないようにしたところ、

「子どもがそんなに喋ってくれない」と、

保護者から言われたそうです。

そこで、保護者に対して

「お母さん、そんな時は、

『午前中はどんな遊びしたの？』
『今日のどんな遊びが楽しかったの？』

など、ポイントをしぼり工夫して
子どもにきいてあげてください。」

と答えたそうです。

「でも、よくよく考えたら、

子どもが楽しく過ごしていれば、
子どもが自ら『きいて、きいて！』と、
お母さんに話したくなるはずで･･･

そう考えると、
自分たちの保育や環境を見直す必要があることに気づき、
自分の対応が恥ずかしくなりました。」

と苦笑いしながら、お話されていました。

そんな園長先生のお姿から、
「自分に矢印」を向ける大切さを
改めて感じました。

私自身、うっかりしていると、
無意識で相手へ要求している時があるので、

普段から、思いやりを大事に
自分に矢印を向け、
理念や自分を取り戻していきたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前　奈々子