こんにちは。宮前です。
先日、社内で「一円対話」を行った時のこと。
私は、議事録係として、少し離れたところで、
皆が話す内容を記録していました。
雰囲気もよく、
皆が一円対話によって、
大事なものを再確認できたり、
心が清々しくなっていく様子が
伝わってきたのですが、
一円対話が終わった直後、
「やってみてどうだったか」と、
理念から振り返ったり、
課題や改善などを
皆で話し合う「振り返り」の時間では、
「席順テーマ」についての議題があがり、
会話がヒートアップしてきて、
次第に、話し合いの雲行きがあやしいかんじに・・・
そうして、提案、衝突、沈黙を重ねながら、
みんなが一生懸命に改善案を探す中、
最後に出てきたアイディアに、
「それいいねー!」
「お客様のところでは、それでやってみよう!」
と、声があがり、
「だいぶ踏み込んで、改善も出てよかったね」
と、一同笑い合いながら終了。
・・・そんな一連のやりとりを
離れたところで、見聞きし記録しながら、
「なんか家族みたいな関係ですごいな。」と
感じてしまうほどでした。
そして、そんな関係が築けるのも、
理念があるおかげだと改めて感じました。
普通の会社では、もっとビジネスライクというか、
他人である会社の人と、こんな関係を築けるというのは、
なかなか考えにくいと思うのですが、
雰囲気が悪くなることも、
皆が理念を軸に、同じ方向を見ているから
本音でぶつかり、そこに向かって真剣なだけで、
思いやりがあれば、
衝突は決して悪いものではなく、
今更、そんなことで関係が変わるものでもない
・・・というような安心感さえ、おぼえました。
私たちは、昔から続く老舗企業にならい、
「会社を家のように、社員を家族のように」
と、昔の日本的な経営を目指しており、
そんな「一家宣言」をしてから
来年の春でもう5年になりますが、
理念を軸に、沢山の体験を経る中で、
関係や職場風土が、確かに変わってきているのを
実感しています。
風土づくりは時間がかかるもの。
勿論、色々な課題はありますが、
それを「悪」とせず、しっかりと体験しながら、
皆で理念に向かって、焦らず醸成し、
お客様や子どもたちへと還元できたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子