こんにちは。宮前です。

先日、鹿児島出張に行った際、合間の時間で、
クルーと一緒に知覧の特攻記念平和会館に行きました。

この平和会館には、特攻隊員のおびただしい遺書が
展示してありました。

都合により30分程度しか時間がありませんでしたが、
それらの親や兄弟、妻などに宛てた遺書を読んでいくと･･･

そこには、感謝の言葉があふれ、
特攻隊員に選ばれたことが、いかに名誉なことかも綴られていました。

そうは言っても、出撃の前夜には、
待機する宿舎で夜中に、すすり泣きも聞こえたようで、
心の奥底では、悲しみや恐怖があったのだろうと思います。

「この晴れ舞台をついに迎えることができました」とか
「今まで育てて下さったご恩を今お返しすることができます」等、
国のために誇りをもち、
自分の死を納得させようとする遺書の言葉の数々に、
なんだかやりきれない思いになりました。

そんな中で、「ちょっぴり欲を言ってみたい」と、
書き記している遺書が、妙に人間らしく自然に感じられ、
とても悲しく印象に残りました。

あるサイトでも内容が掲載されていたので、ご紹介します。
http://www.geocities.jp/kamikazes_site/isyo/isyobun/anazawaisho.html

「特攻隊」とくくられてますが、
一人ひとりにかけがえのない人生、家族、愛する人がいて、
そんな若くして死んでしまった先人が築いて下さって、
今日の平和な日本があるのだと、改めて感じます。

二度と愚かな戦争をしないよう、
自分に何ができるのかと問い続けていきたいです。

かぐやかコーディネーター
宮前　奈々子