今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2015/08/03

「貝磨き研修」

先日、ある保育園の理念研修で貝磨きを行いました。

 

各々が決めた自分の人生のテーマとなる大事な一文字を予め貝に彫り、研修ではそれを磨いていきました。

 

まずはじめに、先生たち同士で磨き合い。

 

向かいの先生の手の平を借りて貝を磨き、1分で席を変えていきながら、最終的に全員と磨き合いをしていきます。

 

貝磨き研修1

 

その後は、ひたすら自分で自分の貝を磨いていくのですが、

 

最初は「本当に光るのかな?」と不安そうだった先生も、最後にはピカピカに光る貝を見て、とても晴れやかな顔になっていたのが印象的でした。

 

そして貝磨き後は、皆で円になり、一円対話で研修の振り返りをしました。

 

貝磨き研修2

 

先生たちの気付きがとても深く素晴らしいものばかりでしたので、一部紹介させて頂きます。

 

「最初は一緒に磨いて、その後自分ひとりで磨いたら大変で、普段から皆に支えられていることを感じた。」

 

「貝磨きは、保育と同じ。やってみてできなくて、次やってみてもできなくて、また次やったらできた・・・みたいなかんじ。」

 

「最初は自分の選んだ貝に対して、汚れや欠けているところなど気になって、何でこんな貝を選んだんだろうと思ったけど、磨いているうちに、これからは、欠けていても、汚れていても、全て丸ごと受け入れていこうと決めた。」

 

「貝を見ていると、見る角度で、傷などの欠点もみえなくなったりする。どんなことも自分の見方次第だと感じた。」

 

「皆と磨いたことで、皆のいろんな力が貝に注入された気がする。」

 

「皆と磨いたこの貝を、一生の宝物にしたい。」

 

「自分に自信がなかったが、この貝と同じように、自分も磨けば光ると自信をもらった。」etc・・・

 

先生たちの貝も気付きも、磨かれたからこその美しさを感じます。

 

貝も理念も自分自身も、光るかどうかに捉われすぎず、時間をかけ磨くことを楽しんでいけたらと感じました。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子