こんにちは。宮前です。

先日の連休で、友人とバリ島へ旅行に行きました。

その旅行中、天空のお寺「ランプヤン寺院」で、
バリヒンドゥー教のお祈りを体験する機会がありました。

バリ島は、イスラム教社会のインドネシアの中で、
唯一、ヒンドゥー教徒の島であり、
インドから伝わったものが、バリ独特に変化しているそうです。

私自身は、あまり宗教には詳しくありませんが、
今回、ツアーガイドさんを通して、
バリヒンドゥー教の素敵な教えに触れました。

バリヒンドゥー教では、
山は神が住み、海は魔物が住むと言われ、
バリの人たちは、その両方を大切にし、
両方を拝み、両方へお花のお供えをします。

普通は、「神様」だけにお祈りしそうなものですが、
「魔物」へもお祈りしてバランスを保ち、平和を願うところが、
とても素晴らしいと感じました。

そして、このバランスの教えから、
人に対しても、「悪人」と言われる人であっても、
敵対視したり偏見を持たず、優しく関わり、
何かあれば助け合える関係を築き、
平和に過ごそうという考えがあるようです。

光と闇、善と悪、生と死、白と黒、左と右etc･･･

全てのものには二極あり、
そのバランスの中に生きて、生かされているという考え。

世界平和や自然との共存を願う上で、
とても大切なことである「バランス」を感じ、学べる
思いがけない旅となりました。

環境コーディネーター
宮前　奈々子