今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2013/06/18

「育てる」ではなく「育つ」

こんにちは。宮前です。

昨年の11月前半に、
神奈川の実家の畑で、小麦の種を蒔き、

その後、実もふっくらとなって、
文字通り「小麦色」へと変化し、見事に成長したため、

今月初めに、遂に収穫を行いました!

初めての小麦づくりということで、
分からないことだらけでしたが、
立派に育った小麦を目の当たりにして、
改めて、「自然の力・生きる力・育つ力」に圧倒されました。

というのも、今回「自然農」を意識したこともあり、
この7ヶ月間、基本的に手はかけず、
実家に帰る度に畑の様子を見に行き、気にかける程度で、

せいぜい、私がやったことといえば、
小麦の種蒔きの前に、マメ科のクローバーを蒔き、
土壌づくりを試みたり、
種蒔後には、藁マルチを敷いて、環境を整えたくらいです。

そのため、私が育てたというよりも、
小麦自らの力で育った証しだと感じます。

そして今回の体験は、「見守るほいく」と通じるものを感じ、
子どもに関しても、「育てる」のではなく、
「育つ環境を整える」ことに、力を入れることが、
私たち大人の役割なのではと、改めて感じました。

更には、大人同士の職場環境においても、
私も含め、社員自らの育つ力を信じて、
環境づくりに力を入れたいと思います。

 

 

環境コーディネーター
宮前 奈々子