こんにちは。宮前です。
前回、小麦の収穫についてお伝えしましたが、
その収穫時に、麦穂を取って残ったわらの部分で、
父親がなんと、その場でストローをつくってくれました!
私は、ストローといえば、プラスチック製しか知らなかったので、
父親が子どもの頃には、わらのストローがあったと聞いても、
初めは冗談だと思っていましたが・・・
言われてみれば、「わら」は英語で、
「ストロー(straw)」のこと ですので、
確かに、その名の本来の意味が示すとおり、
もともと「わら」から作られていたのでしょう。
それが時代と共に、ストローとして使える麦わらの入手が難しくなり、
わらから、紙、更にはプラスチックストローへと、
材質が変わり、現在に至ったようです。
更に、ストローの始まりを調べてみると、
昔は、濁ったお酒の残留物を除いて飲むために、
麦や竹、葦などで作った長いストローを使い、
皆で酒壺を囲んで飲む習慣が、世界各地で見られたようで・・・
早速、私たちも自宅に帰って、父親と収穫の喜びに乾杯し、
ビールをストローで飲んでみました(笑)
ストローが細いからか、
ビールが、かなり控えめに喉を通り、
あまり、飲んだ気にはなりませんでした・・・(苦笑)
ただ、わらストローは、プラスチックストローに比べて、
口当たりが、柔らかく温かみがあり、
自然素材ならではの美しさも重なり、
とても贅沢な気分を、味わうことができたので、
次の日には、会社にもわらストローを持っていき、
社内でも皆と、お茶を飲んで楽しみました。
思いがけない副産物への感謝と共に、
もっともっと、自然の魅力を見つけ、
子ども達にも残していきたいと思いました。
環境コーディネーター
宮前 奈々子