こんにちは。宮前です。
前回に引き続き、「夏季実践休暇」についてですが、
休暇の後半は、日本国のルーツを辿るため、
奈良に行きました。
仏教文化が最初に根をおろした「飛鳥」や、
古事記にも名が残る、日本最古の道「山の辺の道」、
聖徳太子ゆかりの「斑鳩」等、
様々な地を散策する中で、
沢山の歴史的建造物や、万葉歌碑、
日本の原風景に出逢い、
昔の人に思いを馳せることが多い旅となりました。
そんな中、柿本人麻呂の「いにしえに ありけむ人も・・・」という歌から、
恋歌の内容より先に、昔の万葉人も、
更に昔の人に思いを馳せていることに、
時代を超えた、繋がりを感じました。
また、ちょうどその歌碑の近くの山道を歩いていると、
すれ違った地元の方から、優しい言葉や、
収獲したばかりの葡萄を頂き、
猛暑の中での疲れが癒され、温かな気持ちになりました。
時間や距離を超えて共通する
日本の美しさに沢山触れることができた奈良は、
まさに、日本人の心の故郷のようでした。
今回、初めてテーマを設けて、休暇を過ごしましたが、
自分から求める力が高まるためか、
色々なご縁を引き寄せることができ、
おかげさまで、充実した「夏季実践休暇」を過ごすことができました。
休暇中に頂いた厚意や、気付き、湧いてくる好奇心等・・・
今回の休暇だけにとどめず、発展させていきたいと思います。
環境コーディネーター
宮前 奈々子