こんにちは。大河内です。
先日、福岡県朝倉市秋月にある
「筑前秋月和紙処」さまを訪れました。
今、カグヤで再生を行っている古民家
『聴福庵』の壁にも、こちらの伝統的手法で
作られた手漉き和紙を使わせて頂いていたり、
今年の年末には、その手漉き和紙で
障子の貼り替えを行う予定にもなっています。
以前、別のクルーがブログで発信していましたが
(http://www.caguya.co.jp/wp2/farmblog/other/p10284/ 参照)
本当に1枚1枚丁寧に和紙が作られていく様子を拝見すると
まるで生き物のような、命を扱っているようにも感じられます。
特に私の中で印象的だったのが、あるクルーが
「この和紙をA4サイズに切ってもらえますか」
とお願いした時のこと。
通常の紙であれば、カッターなどで
キレイにスパッと切らなければ
お客様からクレームが来そうなものですが、
作る工程を拝見したあとだったからこそ、
なおさら、手でカットするという方がかえって
和紙らしさを失わせないのではないかと思えたり、
何よりそれが「和紙のいのち」を尊重した
本来の切り方のようにも思えて、そのようなことを
自然に行う職人さんの姿に感嘆してしまいました。
聴福庵を通して、職人の方々との繋がりが増えてきた今、
もの以上に大切なものを扱わせて頂いていることを
このような職人さんの姿から学んでいきたいと思います。
ビジョンリスナー
大河内 盛友