今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2017/09/01

「遊びの中にあるもの」

こんにちは。大河内です。

先日、約一週間の間、福岡にある
古民家『聴福庵』へ行っていました。

今回は初の「天神祭」をはじめ、園の先生方に
お越しいただき、宿泊を含めたおもてなしを
いろいろとさせて頂きましたが、

その中でも、私がとても印象的だったのは
お客様に食事を召し上がっていただく際に使う
「竹の器」を作ろうということで

たまたま手伝いに来てくださっていた
ミッションパートナーの方と一緒に
自生している竹を切りに行ったことです。

カグヤの社名は「竹取物語」から来ていますが
まさか人生で自生している竹を切ることがあるとは
今まで想像したこともありませんでした。

仲間からも「ぜひ、かぐや姫を…」などと
冗談も飛び交いつつ、このミッションをこなして
きた訳ですが、実際に切ってみると

竹の力強さや重さなど、まるで人間のチカラが
及ばない程のエネルギーをそこに感じ、
自然の偉大さを肌で感じることになりました。

また、切っている途中で思ったことですが
「懐かしい」という感覚が甦り、それは
子どもの頃に夢中になっていた秘密基地作りの
ようでもありました。

ここ聴福庵では「井戸掘り」や「漆喰塗り」や
今回の「竹切り」などもそうですが、何かを体験すると
それはまるで『子どもの遊び』の発展形のようでもあり

こんなに大規模に、とことん夢中になってそれに
当たれるというのは、ある意味では子どもが羨むような
大人の特権なのかもしれません。

また同時に、「子どもの遊びがいかに大切か」
ということも感じる機会となりました。

遊ぶように働く、そんなことは理想だと
切り捨てられてしまう世の中かもしれませんが…

そこにある大切なものを、自分自身もまた
この古民家甦生、暮らしの再生を通して
見つけ直していきたいと思います。

cb-20170901

ビジョンリスナー
大河内 盛友