こんにちは。大河内です。

カグヤでは夏季休暇を「夏季実践休暇」という名で呼び、
各自が研究テーマを設けて過ごすことになっています。

私のテーマは「生き方と働き方の一致 ～克己～ 」。
大切にしたい生き方が、そのまま働き方になっているのが
カグヤだから、夏季休暇中もその意識が離れないように
色々と取り組んでいました。

朝の早起きは勿論ですが、今回は新たな習慣として
武道の朝稽古を始めることにしました。

これも師範の話から改めて子どもたちに武道が必要だと
感じたことや、富名腰義珍に関する書籍を読み始めたことなど
今このタイミングにあるメッセージだと感じたからでした。

また、武道の精神にも通じるところとして、妻の実家の新潟に
帰省した際に「三十三観音巡り」というものを体験したり、
高尾山薬王院の蛇瀧での水行（滝行）を行うなど、
自然と一体になり、己を見つめ直す機会をいただきました。

水行の後に武道の有段者だった祖父の墓参りに行きましたが、
自分が今、先祖から何を受け継ぎ、子孫に何を遺そうと
しているのかを考えた時、やはり孫である自分の一番勇気に
なっているのは、祖父の「生き方」なのだと感じました。

娘にも武道を習わせていますが、本当に大切なのは
親である自分が、子どもたちの未来を思い、
日々どのような背中を見せていけるかなのだと思います。

言うは易く行うは難し、歩めたようで気付けばまた戻っている
一進一退のこの道ですが、大人都合の社会の中で本質を求め、
自分たちの生き方から変えていこうとする仲間がいるからこそ
人生には遣り甲斐があり、味わいも深いのだと感じています。

ビジョンリスナー
大河内　盛友