こんにちは。大河内です。
先日、家族と沖縄へ旅行に行った際、
「ハブとマングース」の生態について
知る機会がありました。
毒蛇として有名なハブですが、昔から
サトウキビ畑の根本に生息していることが多く、
農作業者の命を奪うことが多かったそうです。
そのハブを退治するため、ある教授が
海外から連れて来たのが「マングース」。
ハブとマングースが闘えば、9割5分で
マングースが勝つと言われるほど、
ハブ退治に期待のかかったマングースですが…
実際には、マングースは昼行性、
ハブは夜行性の生きものであったため
お互いが出会うことはほとんどなく
全くハブ退治には役に立たなかったそうです。
それどころか、マングースにとって沖縄は
天敵がいない楽園であるため、諸説ありますが
最初に50匹ほど連れて来たものが数年で
60,000匹以上に増えてしまったそうで、、
さらに、マングースは雑食で島固有の希少種
(ヤンバルクイナなど)を絶滅の危機に
追い込んでいるため、
数年で、マングース自身が『駆除対象』に
なってしまったのだそうです。
…なんという人間都合(泣)
マングース自身も『被害者』と言える
この話からも、人間都合でいのちの循環や
繋がりを操作することの恐ろしさを感じますが…
「人間都合」が「自然」を破壊するという
この教訓は、もしかしたら個人に視点を変えた時
「自分都合」が「周囲」に与える影響というのも
また同じであるのかもしれません。
大きな循環の中で生きているからこそ
自分都合よりも、自然のままを受け入れていく
生き方を大切にしていきたいと思います。
ビジョンリスナー
大河内 盛友