今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2017/06/19

「シンプルの奥深さ」

こんにちは。大河内です。
 
日本の和菓子メーカーで有名な『虎屋』、
創業から約500年も続くこの会社の
経営理念はとてもシンプルなものです。
 
『おいしい和菓子を
  喜んで召し上がっていただく』
 
ただ、これだけ。
 
ですが、この経営理念を実現するには
深くこの理念を理解する必要があると言います。
 
例えば「喜んで召し上がっていただく」ためには
原材料だけでなく、サービスも時代に合わせ、
日々磨き、変化させていく必要があり、
 
一例として、
虎屋のお客様にはご高齢の方が多いですが、
 
手先の動きがままならなかったり
照明の関係で硬貨の判別が難しいため、
大抵の方は、レジでの支払いの際に
小銭ではなくお札を出されるのだそうです。
 
「後の人を待たせてはいけない」との
配慮もあり、いつの間にかお財布には
小銭ばかりになってしまうのだとか。
 
そこで、スタッフは
 
「どうぞごゆっくり小銭をお出しください」
「差し支えなければ、
   私に数えさせてくださいませんか」
 
と、ご高齢の方がレジでお支払いされる際に
対応しているとのことでした。
 
 
言葉がとてもシンプルだからこそ、
スタッフそれぞれが理念実現のために考え、
その人らしいアイディアが生まれたり、
 
「こうであらねばならない」という、一つの
価値観に縛られづらいように思います。
 
 
カグヤの理念「子ども第一義」も
言葉としてはとてもシンプル。
 
だからこそ、そこにある奥深さを
自分自身も探求していきたいと思います。
 
ビジョンリスナー
大河内 盛友