こんにちは、奥山です。
先日、福岡にある古民家『聴福庵』で
瓦葺き職人さんに来て頂き、
瓦葺きを行いました。
3日間に渡る瓦葺きなのですが、
初日の夜、皆で食事をしている時、
その職人さんにどうして職人になったかを
お聞きすると「大工ってカッコいい」からと一言。
続けて「子どものころ、瓦職人や左官とか、
細かく仕事が分かれていることは知らなかった。
みんな大工だと思っていた」と話をされました。
それを聞き、保育園で働く保育士の先生方も
給食も事務も看護もパートも子どもからしたら、
みんな先生という話を思い出しました。
子どもからしたら、みんな大工であり、みんな先生であり、
大人同士ではこの人は〇〇をする人と分けがちですが、
子どもはそんな風に見ていないことを感じます。
子どもたちのことを子どもと見ていますが、
では大人として、自分は大人の振る舞いができているのだろうか、
そんなことを職人さんの一言から、ふと思いました。
『聴福庵』は子どもたちの伝承施設でもありますから、
自分自身が学んだことをいろいろと発信する形を工夫し、
学んだことを深めていきたいと思います。
ミマモルジュ
奥山 卓矢