こんにちは、奥山です。
先日、青梅にある藍染工房へ行ってきました。
天然藍灰汁醗酵建(てんねんあいあくだてはっこう)という
江戸時代からの工法にこだわる染め方を体験させていただきました。
カグヤ社内で醗酵の実践が深まる中いろいろ調べていると
藍染も醗酵であることを知り工房を訪ねました。
工房では藍師と呼ばれる職人が作業をされ、
腕は青く、爪もマニキュアをしていうように
藍の色で染まっていました。
職人さんらしく?口数少なく簡単な説明を受け、
ハンカチを輪ゴムで縛ったり、丸めて結んだり、
いざ、藍の入った壺の中へハンカチを入れていきます。
空気に触れるたびにハンカチがどんどん色濃くなるのを感じ、
繰り返すこと8回…。
最後に水で汚れを洗い落とすと、一層きれいな藍色で染まった
ハンカチが顔を現しました。
染め終わると職人さんが「ロボットみたいですね!」
と微笑みながら話し掛けて下さり、
藍について、他の染め方についても教えて下さいました。
「藍染め初めてなんです!」とはじめに伝えたから、
最初からいきなり説明がなかったと思うと職人さんの
暖かな見守りと職人さんならではの働き方を感じました。
お話を伺うと定期的にワークショップをしたり、
藍についての授業も行っているとのことで、
今後も伺わせていただくことになりました。
職人さんから藍染の技術だけでなく、
その働き方生き方も学べると思うと楽しみです。
ビジョンリスナー
奥山卓矢