こんにちは、奥山です。

先日、千葉県神崎町にある酒蔵「寺田本家」様の蔵見学に、
社内研修として、参加させて頂きました。

今回初めて蔵見学をさせて頂いた中で
特に印象に残っているのは、
蔵人さんたちが歌って下さった仕事歌です。

仕事歌は地域や蔵によって歌が違うようですが
これまで人の手で行われていたことが機械化され
量産されるようになると手作業は減り、
ほとんどの蔵で唄われなくなっているそうです。

「朝は早く、水も冷たい、きついことを言えばきりがない、
辛い仕事も、仕事唄を唄い、呼吸を合わせます。
呼吸を合わせ、息を合わせていくと、気も合ってくる、
言葉から皆で楽しい場で酒をつくっていきたい」と仰っていました。

ああしなければ、こうしなければ、仕事だからと
正しさを求めすぎると自分に無理強いをしてしまいますが、
正しいことよりも楽しいことを唄い
気持ちから合わせ蔵を響かせる唄声は、
蔵全体を包み込むような温かさを感じました。

どのような言葉を掛けるかで、
生き方・働き方が表れることを今回感じました。

言葉掛け一つで雰囲気を変えてしまう言葉だからこそ、
今後は辛い時こそ楽しい言葉掛けで気持ちを合わせていきたいと思います。

ビジョンリスナー
奥山　卓矢