今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2017/08/18

「温故知新」

こんにちは、眞田です。

子どもたちも夏休み真っ盛りですね。
そんな暑さの中、先日自宅近くにある、
林芙美子記念館に娘といってきました。

『放浪記』『浮雲』などの代表作で知られる作家・林芙美子が
昭和16年(1941)8月から昭和26年(1951)6月28日に
その生涯を閉じるまで住んでいた家です。

新居の建設のため、建築について勉強をし、
設計者や大工を連れて京都の民家を見学に行ったり、
材木を見に行くなど、その思い入れは格別だったようです。

このため、山口文象設計によるこの家は、
数寄屋造りのこまやかさが感じられる京風の特色と、
民家風のおおらかさをあわせもち、
落ち着きのある住まいになっていました。

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今まで古民家への興味などはありませんでしたが、
聴福庵を通して「暮らしの再生」を行う中で、
その時代時代に、どんな人々がどんな暮らしをしていたのか。

そんなことに興味を持つようになりました。

娘も、一緒に歩きながら昔の人々の暮らしに触れ、
興味を持ち、

「きれいな家だねぇ、」
「素敵な庭だねぇ、」
「縁側っていいね!すごいよ!」
「畳っていいねぇ」

と古民家のことを古いと感じる感性ではないもので
受け取っている様子です。

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子どもたちにとって、今の暮らしの中で当たり前の環境のほうが
「古く」昔のものでも体験をしたことがないもののほうが「新しい」
そんな感覚があるのかもしれません。

何でも新しいものを買ったり、
揃えたりしてしまいがちな世の中ですが
子どもたちにとって「新しい」と感じる感覚は
「古き」中にも沢山あることを知りました。

「古き中にある新しき」を子どもたちと一緒に
味わっていきたいと思います。

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ミマモリスト
眞田 海