こんにちは、眞田です。
9月に入ると、もうすぐ終わりゆく夏の背後に見える秋の気配と、
まだまだ夏だぞ!と感じられるような気配。
山へ登るとすでに冬の気配を感じられ、
様々な季節が感じられるようなそんなお得な気がしています。
その時期にしか感じられないものをまた味わっていきたいですね。
そんな中、先日のドイツセミナーの中で学んだことの一つに
レッジョエミリアアプローチに関することがありました。
お話を聴いていると、
日本とはレッジョエミリアの取り入れ方が違うことに気づきます。
日本ではよく、
「保育方法や考え方」としてとらえて実践されている印象がありますが、
ミュンヘンでは町全体を上げて両親を始め、
すべての陶冶にかかわる人材が協力して
陶冶を行っていくために取り入れているということが特徴的でした。
保育園で保育方法として取り入れているのではないということ。
これには衝撃を受けるとともに、あることを思い浮かべました。
それは、自分の子どもがお世話になっている
保育園で体験させて頂いている「父親保育」です。
この行事を通して、親が自分の子どもだけでなく、
その園に通う子どもたち、また卒園していった子どもたちを
見守っていけるように意識が変わっていく環境となっているように思うのですが、
この取り組みを継続していくことが、
「町全体」という範囲を広めていくように思いました。
取り組むことは同じでも、「何を見て」行うかで、
その取り組みの効果や価値は変わってくるのかもしれません。
忙しさを理由にせず、地域に自分が何を返していくことができるのか。
それをやはり地域住民として考えていかなければならないと
改めて感じる機会となりました。
ミマモリスト
眞田 海