こんにちは、眞田です。

そろそろ、暮らしの中でも
ストーブやヒーター、マフラーやコートなど
「暖かい」ものが恋しくなる季節ですね＾＾

先日聴福庵では、竈づくりを行いました。

その竈づくりに使う土は、
カグヤ農園にある田んぼの土を使いました。
7年間、無農薬で虫も草も共生しながら
育まれてきた土が竈に変わるというのは
作る前から思いが高まりますね。

この土に少しだけ石灰や粘土質の土、砂を足して
練った土を、皆で盛っては叩き、そしてコテで磨いて
整えて、ようやく下地が出来上がりました。

これを今度は乾燥させまた上塗りを行い、
そして最後に漆喰磨きを施して完成となるようですが
土を乾燥させたりということで、これから２～３か月かかるそうです。

しかし、この竈づくりを体験して嬉しいのは、
自分たちの命を支える「食事」を作るための
重要な道具たちを、自分たちで作ることできると感じられたことです。

それも、自分たちが作物を育ててきた土で作ることが出来るということです。

こうして出来上がった「モノ」には工業製品にはない「思い入れ」が
生まれていくからこそ、自然と「モノ」を大切にするように思います。

自分たちが大切にしているモノが、
自分たちの大切なモノを作るときの大切な材料となる。

子どもたちにも、「ずっと大事にしたい。」
そう思える物語を一緒に紡いでいきたいと思います。

ミマモリスト
眞田　海