今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2013/04/17

「見守る実践」

こんにちは、眞田です。

4月も深まり、春が来たことを喜ぶだけではなく
私達も春と共に歩んでいるかどうか、振り返る時期に来ているように感じます。

4月を迎える最後の週の事。カグヤクルーが会社に集まりました。

それは、来年のそれぞれのテーマとその目的に対しての具体的な目標、
そしてそれに対して抱えている課題を共有する為。

【今、自分はどんなことが出来る様になって、どんなことが次の課題なのか】
これは、子どもの頃から変わらずに行われてきた大切なことだと感じます。

一人ひとりの発達に寄り添って保育を行う事。

これは、不変でありながらもとても難しいことだと感じます。

一人ひとりの課題も
【誰かが遣らせたい課題なのか、それとも本当にその子の今の課題なのか】
発達を把握するということはとても難しいと感じます。

言葉を発する事や、自分自身の意見を伝えることが難しい幼少期。

だからこそ私達大人が見守り、把握し、環境となりたい。

その思いは、本当に大切なことであると感じます。

そして、それはそのまま私達大人に突きつけられる課題であるとも感じます。

言葉も意思も自分で伝えられらる私達は果たして、
自分のやりたいこと、そしてそれに対しての今の発達段階、抱えている課題。
それを共有することが出来ているのだろうか。

見守る保育を学び実践する中で、カグヤクルーはやはりそこで課題を抱えました、

【見守っていると思っていたけれど、自分勝手な見守りだった】
【もっとクルーの課題に寄り添って環境となりたい】

そんな声が挙がる社内環境に感激しながらも、
実際にそれぞれのクルーの年間テーマ、具体的な目標を聞いてみて
改めて、仲間としての意味を感じます。

皆がお互いの育ちたい方向性と抱えている課題を知る事。

そして、それを周りがやってあげるのではなく、本人が出来る環境を
周りのクルーの出来る限りでなっていくということ。

それこそ、無理のない自然で豊かな関係性であると感じます。

乳児は毎月の月案でしたが、年を取るにつれて、だんだんと
育ちは緩やかになり、いつしか期案や年案と言葉は変わりましたが、
大人同士でも個々の発達の速度も場所も違います。

その年齢の常識【月案】【期案】を疑い、いつもそれぞれの発達から
目を離さず見守り、共に歩むことを大切にしていきたいと思います。

 

 

ビジョンリスナー
眞田 海