こんにちは、女将です。
先日、テレビで観た栃木県にあるパン屋さんのお話し。
そのパン屋さんは昔からある町のパン屋さんで
親阪神淡路大震災のとき、
パン屋でも何か出来ないかと考え
出来たてのパン2000個を被災地に送ったそうです。
でも混乱する最中、被災者の手に渡ったのは僅か半分。
半分は傷んで廃棄となってしまったのです。
そこで美味しくて長期保存できるパンの開発に乗り出し、
一年後、パンの缶詰を完成させました。
このパンの缶詰は今では全国の企業や学校、自治体に
災害時の備蓄品として保管されているといいます。
そして震災の度に、パンの缶詰は大活躍しています。
ところが昨年起こったスマトラ島沖地震では
現地の日本語学校から
パンの缶詰を送ってほしいと連絡をもらったものの
国内の震災で倉庫は空っぽの状態、
送ってあげれるだけの在庫は残っていませんでした。
この状況に心を痛めた社長の秋元氏は
断念することなくあらゆる方法を考え抜き
そして新たな扉を開いたのです。
「今すぐに必要なら在庫品じゃなくてもいいんだ」
備蓄品として納品した商品で
一定期間を過ぎたものを回収し
それを現地の日本語学校へ送ったのです。
その後、この取り組みはプロジェクト化され
賞味期限まで残り一年となった商品を回収し
食糧難で苦しむ世界の国々に送る支援活動が
ずっと続けられています。
想いを決して諦めず行動し続ける。
いつもそんな生き方でありたいと思います。
テレビ朝日「気づきの扉」より
那須高原のパン屋さん
パン・アキモト
www.panakimoto.com
ミッションパート
佐藤真樹