前月、自転車の話をしましたが
盗難届けを出した時、警察で言われたのは
盗難車両のそのほとんどが
1週間以内に海外に運ばれるということでした。
1年半振りに再会したかつての相棒は
驚くことに、大きなへこみなどは一切なく
ちょっとした塗料の剥がれはあるものの
とても丁寧に使われていたことが
想像できました。
おそらく本当に必要で、でも買えなくて
それでやむなく盗んでしまった。
だから今まで大事に乗っていたのだろう。
そう思いました。
以前、自転車が盗まれたことが要因となって
引っ越したと言いましたが
それまでの住まいは築38年のアパートで
僅かな足音も下階に響き、
ちょっとした揺れでも
震度4強を体感してしまうような部屋でした。
姉からも常々、地震の際の危険性を問われ
早く引っ越すよう勧められていたのです。
ただ引っ越しとなると家探しはもちろん、
荷造りや、新居の荷物整理に費やす
膨大な時間も去ることながら
金銭的負担も大きく
なかなか思い切れずにいたのです。
そんな中で起きた盗難事件でした。
今思えば、あのことがなければ
いまだにあのアパートに住んでいて
地震の度に身体を強張らせていたでしょう。
期せずしていいタイミングだったわけです。
それにもうひとつのラッキー。
自転車発見の知らせをもらう前から、その週末に
友人の家に行く予定になっていたのですが
駅からも、バス停からも遠く、ちょっと不便な場所。
自転車があれば楽なんだけど・・・
そう思っていた矢先の自転車発見だったのです。
なんとも有り難いタイミング。
放置自転車をそのままにせず
すぐに警察に届けてくださった通報者の方、
それに誠意的に対応してくださった警察の方と
すべてを最高のタイミングで起こしてくれた神様に
心から感謝です
ミッションパート
佐藤真樹