こんにちは。女将です。
いよいよ行楽シーズン到来です。
今年もきれいな紅葉が見られそうですね。
澄み渡った秋空を見ると
つい出掛けたくかけたくなります。
最近、山ガールに変貌を遂げた姉も
ネットで見つけた登山サークルの面々と
毎週のようにご機嫌で山へ出掛けていきます。
話したがりの姉は、ことあるごとに
自分のお出掛けスケジュールを報告してきます。
そして出先からも感動の画像を
LINEにアップしてきたりします。
そのお陰で、一緒に住んでいなくても
安否確認だけはしっかり取れていたりするのです。
ところが連休が続いていたこの数週間は
お互い忙しさで、一切の連絡が途絶え
めずらしく音信不通となってしまったのです。
しかし折角の連休、久しぶりに会おうと
LINEを入れたのです。
が、1時間経っても、2時間経っても、
半日経っても、まったく既読になりません。
姉はこちらからの連絡に2時間以上
返事を返さないなどということは決してしません。
奇しくもテレビでは、朝から
阿蘇山の爆発的噴火を伝える映像が映し出され、
ニュースでも怪我人はいないと言ってはいるものの
もし気付かれていないだけだったらなどと
不安だけが膨らんでいきます。
たまらず電話を掛けるも留守番電話。
たった一人の無事すら確認できない現実に直面し、
せめて何処に行っているかくらい知っていれば
不安は半減したのかも知れないと後悔したのです。
姉への最初のLINEから約21時間後、
信州松本から、無事下山したとのLINEが入り、
私はようやく長い不安から解放されました。
普段、メールやLINEで交わす事柄の多くは
ひとつひとつ、それほど重要でも
直接自分に関係することではないかも知れません。
でもその他愛もない情報の共有が
誰かに安心を与えることになると思うと
相手のために自ら発信することも大切だと
身をもって感じたのでした。
ミッションパート
佐藤真樹