こんにちは。女将です。
私の友人に、とても素直に
言葉を奏でる女性がいます。
彼女は、どんな些細なことでも
してもらって嬉しかったら、
すぐさま大喜びして何度でもお礼を言います。
言われて嫌な気持になったら
自分がどんな気持ちでいるか
どんな言葉がほしかったのか
正直に伝えてきます。
悲しいことも、何が悲しかったのか
きちんと言ってくれます。
彼女は、自分の気持ちが
相手にちゃんと伝わるまで
何度も、何度も、言葉を変え
一生懸命話そうとします。
出会った当初、彼女の発する言葉に
とても驚きましたし、戸惑いました。
何故なら、恥ずかし気もなく繰り出される
その言葉のすべてに、
彼女の純粋な心が溢れていたからです。
大人になると、つまらない見栄や気恥ずかしさで
好きとか、嬉しいとか、感謝してるとか
なかなか言葉にし難くなるものです。
付き合いが長くなればなるほど
「言わなくてもわかってくれている」
なんて勝手に思い込んでいたりして・・・。
でもそれは幻想です。
気持ちは、きちんと言葉で伝えなければ
伝わらないのです。
私の過去の失敗の多くは
素直に気持ちを言葉にしなかったことが原因です。
私も彼女のように正直な気持ちを
きちんと伝えていたのなら
状況は好転していただろうと感じます。
彼女の発するそれらの言葉は、
いつも私の心を一瞬で無防備にします。
きっと、その言葉の純粋さに知らず知らずに
心が呼応するのでしょうね。
この先、まだまだ十歳以上年下の彼女から
教わることは多そうです。
ミッションパート
佐藤真樹