今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2017/04/18

「カグヤという働き方」

こんにちは、女将です。

私は子どもの頃からどうにも堪え性がなく、
これまでに転職した数は片手では収まりきれないほど。
最終的に派遣という最良の働き方に収まり
縁あってカグヤに短期契約でお邪魔することになったのですが、
カグヤでは派遣社員が初めてで、すべての業務に於いて
どの程度の関わりを要求できるものなのか手探りのようでした。
私もこれまでの経験と派遣会社との就労規定から、
あまり深入りしない立場を保つようにしていました。
しかし日が経つにつれ、
正社員と派遣社員との境界は曖昧になり、
いつしか勤務時間は違えど、一緒に園様に出向いたり、
会社の理念研修に参加するようになっていきました。

私が登録していた派遣会社では、派遣社員は基本的に
対外的に責任の伴う仕事を受けることや、
指示された以外の業務を行うことを禁じていました。
私としてもその規定は、
自分の立ち位置を明確にするうえで
とても有難いものでした。
何より、ひとりで決まった業務をこなすのは
とても簡単で楽だったのです。

しかし徐々に色々なことへの参加を促されるようになり
「派遣なのでそれは難しい」
などと抵抗することも少なくありませんでした。
ところがカグヤというところは、
派遣会社に「こういうことをさせても大丈夫か」と、
わざわざ確認までして巻き込んでいくのです。
そうなると、こちらとしてはもうやるしかなくなります。
そしていつしか直接契約となり、
今では、参加どころか参画さえしています。

あれほど協働が苦手で、
職場ではビジネスライクな人間関係を心がけていた私が
この数年で「ひとりでやってもつまらない」
と思うまでに変わったのは
自分でも予想し得なかったことでした。

確かにひとつのことを誰かと進めるのは
とても面倒で時間もかかります。
それが小さな仕事であればあるほど
無駄を感じる気持ちも大きくなります。
それにすべてひとりで完結させた方が
間違いも少なく、万が一、ミスがあっても
それを見つけ修正するのが早いし楽です。

ですがそれだと、今までと
何も変わらない結果しか得ることができません。
物事は問題が起こって初めて動くのです。
ひとりでこなした仕事は、
記憶には残っても
思い出にはなりません。

カグヤでは よく「合間に仕事をしている」
と言うのですが、本当にその通りで
仕事自体が思い出となって残っています。
業務そのものが日々進化していて、
新しい結果を生み出しています。
働くということはあらゆる意味で
生きることに直結します。
毎日を楽しく生きるには
楽しく働くことが大事だと感じます。
何か問題が起こっても、
色々面倒に感じても、
仲間の力を借りて、日々を
楽しくしていけたらいいなと思います。

ミッションパート
佐藤真樹