自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/07/29

漆喰3

漆喰づくりも終えて、いよいよ、漆喰塗りをすることに!

漆喰塗り2

こちらの壁は、もともと昨年の9月に、傾いていた家を水平に戻した際に、

 

◆土台ジャッキアップ
http://www.caguya.co.jp/wp2/farmblog/%E8%81%B4%E7%A6%8F%E5%BA%B5/p7721/

 

ひびが入り、はがれ落ちてきたため、

 

壁はがれる

 

事前に土壁を平らにならした上で、今回、漆喰塗りを行うことになりました。

 

前々日につくった漆喰を

 

漆喰塗り1

 

左官職人さんからコテの使い方など教えて頂き、

 

漆喰塗り3

 

皆で壁塗りを行っていきます!

 

漆喰塗り4

 

見ていると簡単そうに見えてもいざやってみると、漆喰をコテに取るのも、壁につけるのも、平らに塗るのも難しく、ボコボコに・・・^^;

 

漆喰塗り5

 

最終仕上げは、やっぱり左官職人さんにお任せし、

 

漆喰塗り6

 

漆喰塗り7

 

とても美しく仕上がりました!^^

 

漆喰塗り8

 

それにしても、職人仕事の美しさはずっと見ていたいと思えるほどで、子ども達も見たら、きっと感動したり尊敬したり、中には「左官職人になりたい」と夢を持つ子もいるのではないか・・・とさえ感じました。

 

昔は、左官屋もですが、大工仕事や鍛冶屋、桶屋など・・・

 

地域の中で、子ども達が職人仕事を身近で見られる環境があったようですが、今は、なかなかそんな環境もなくて、残念なものですね。

 

ちょうど昨日、ある保育園の調理の先生が、地域で失われてきた環境を、保育園で保障する上で、包丁を研いだり、何かを修理してつかったりするシーンをあえて子ども達にもっと見せていくことで、子ども達の、ものを大事にしたりする心を育てられたら・・・と話していましたが、

 

子どもは大人をよく見ているからこそ、職人でなくとも、保育園でなくとも、どんな場所にいてもできることとして、やっぱり自分自身が、子どもが憧れる生き方や働き方を追求していくことを、大事にしていきたいと感じています。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子