聴福庵に設置する「風呂桶」が完成したとのことで・・・
今日は雨の中、福岡県飯塚市にある「聴福庵」から、
八女市にある桶屋「松延工芸様」へ
風呂桶を取りに行きました。
昔、漬物屋さんが奈良漬で使用していた桶を購入し、
そちらを修理して頂いたのですが、
なんといっても、巨大なので、
桶をトラックに載せるのも一苦労。
まず、桶を起こして、
トラックに木でスロープをかけ、
荷台に載せようとするも、なんとも重たく・・・
「これはマンパワーでは無理かも・・・」と、
不安がよぎる中、
桶屋さんの近所で親しくしている方が
クレーン車で来てくれて、
難なく?トラックに載せてくれました!
その後、しっかりとロープなどで固定し、
高速を使って、八女市から飯塚市まで、
車で走ること1時間半。
なんとか無事に聴福庵まで、運ぶことができました!
その後も、皆で力を合わせてトラックからおろし、
裏の駐車場に桶を倒した後は、
ブルーシートをかけて、
お風呂場が完成するまで、ひとまず保管します。
それにしても、桶をただ運ぶだけとはいえ、
思った以上の一大プロジェクトとなりました。^^;
桶を運ぶために、
トラックを出して運転してくれた当主の友人や、
文明の利器をつかって、
桶をトラックに載せてくれたご近所の方、
また、桶をトラックから降ろす際には、
聴福庵に宿泊されていたお客様のお力も借りて・・・
これも桶屋さんと私たちクルーだけでは、
もはや成し遂げられるはずもなく、
やっぱり、多くの助けがあってこそですね。^^
古民家再生をしていると、
ひとりでは何もできないことを感じますが、
それがかえって、色々な人と繋がれたり、
絆が深まったり、笑顔がうまれたりすることも
同時に感じています。
なんでも一人でできるようになることを
目指すことよりも、
こんな風に、誰かと助け合っていく豊かさを
大事にできたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子