聴福庵のはなれに
「念願のお風呂小屋をつくろう!」ということで、
今週に入って、
大工さんが骨組みを建てて下さり・・・
最終日の今日は、
私たちも、少し体験させて頂きましたが、
実際に、見るのとやるのでは大違い!
やってみると、
まず、屋根の高さや傾斜がこわくて、
移動するのもおそるおそる・・・^^;
今回は、古来より受け継がれてきた
伝統的な湿式工法ということで・・・
水を入れて、かたさを調整した土を、
屋根の上に盛り、
その上に、瓦を1枚ずつのせていきますが、
土の盛り方が均一でないと、
曲がったり浮いたりして、簡単にはいかず・・・
実際にやってみることで、
改めて、職人さんのすごさを
感じるものがありました。
そしてその後も、着々と進み・・・
今回予定していたものは無事に終了!^^
あとは、瓦が乾くのを待ち、
来月、頂上の棟部分と、鬼瓦を葺いて
屋根は完成です。
それにしても、こうして実際に
ゼロから家(建物)を建てるということに携われるのは、
人生の中でもそうそうないわけで、
一つひとつカタチになっていく感慨深さと共に、
本当にありがたい体験をさせて頂いていることを
改めて実感。
そして、家が建つという中に、
沢山の人の力や自然の恵み、
そして多くの先人の智慧、
更に、今回は予定が延期してこの日になったり、
作業中は天気にも恵まれたりしたことを思うと、
そんな見えない力のおかげさまも
確かに感じずにはいられません。
こんな体験を通して、聴福庵にかぎらず、
今の家や日常生活においても、
沢山のおかげさまがあることに
目を向けていきたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子