昨日は、今後の土壁の修理の打ち合わせで
聴福庵に左官屋の親方がいらっしゃいました。
その中で印象的だったお話が
「守る」ということ。
守るというのは、
昔の技術のままにやることだと思っていない。
今の方がよいものもいっぱいある。
昔が100%なわけではないのだから、
試行錯誤して、もっといいものを追求していくこと。
そうでないと、昔の職人に申し訳がない。
先人も皆そうやってきて、今にいたっているのだから。
・・・というお話でした。
頑なに昔のままに・・・ではなく、
いつも「よりよいものを」と追及していくことは、
確かに、その時代に生まれた人の役割であり、
自然なことなのかもしれません。
自分自身、今年のテーマは「守」ですが、
その言葉の新たな意味、向かう姿勢を
教えて頂いたような気がします。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子