5月に行った田植え。
◆田植え ~2017年~
http://www.caguya.co.jp/wp2/farmblog/other/p9595/
先週末には、藤崎農場さまから
「全て穂が出そろいとても良い状態」と
ご連絡を頂きました。
雑草はほとんどないので、
除草のために特別田んぼに入る必要もなく、
来月には収穫時期をむかえそう・・・とのことで、
無農薬無肥料で、除草の必要もなく、
収穫できるなんて、普通では考えにくいものですが、
去年に引き続き、
ここに一役買っているのが「ジャンボタニシ」の存在です!
◆ジャンボタニシ
http://www.caguya.co.jp/wp2/farmblog/other/p7050/
調べてみると、このジャンボタニシは外来種で、
世界の侵略的外来種ワースト100リスト選定種の
1種にもなっており、
水田に生息し、稲を食害することがあるので、
害虫とみなされているもの。
そんなジャンボタニシは、
柔らかい草ほどよく食べる特徴があり、
若い植物ほど食べられやすいということで・・・
ひょっとしたら、
藤崎農場では成苗を植えているので、
稲が強いため、
ジャンボタニシは、稲ではなく、
後から生えてくる柔らかい草だけを
食べているのかもしれません。
◆成苗
http://www.caguya.co.jp/wp2/farmblog/other/p1837/
大変な草刈りの必要がない・・・というのは、
偶然にも起きたラッキーな展開ではありますが、
実際に、水管理を行いながら
ジャンボタニシを活用している農法もあり、
そう考えると、
害虫と呼ばれるジャンボタニシも、
考え方一つで味方にもなるものですね。
自然界は微妙なバランスで成り立っているため、
一概には言えませんし、
わざわざ外来種を持ち込むことはいけませんが、
こんな風に、自然と繁殖してしまった場合は、
農薬や肥料を使うのではなく、
こんな共生のカタチも素敵だと感じ、
田んぼやジャンボタニシなど自然から、
刷り込みに注意して、
柔軟にものを見ていく大切さを
教えて頂いたような気がします。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子