自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/08/06

初心を

今回、ゴミ箱の分別ラベルを変えたことによって、入社当初のことを色々と思い出しました。

 

私は、ちょうど9年前の8月に、このカグヤに入社したのですが、当時のゴミ箱はわかれておらず、とても分別しにくい状況・・・ということで、

 

新たに、分別用のゴミ箱を買い、また、各クルーのデスクの下のゴミ箱も、分別しやすいものに変えていきました。

 

男性社員ばかりだった当時は、あまり社内環境に目を向ける仲間も少なく、ゴミがたまったままだったり、植物もすぐに枯れたり、届いた荷物の段ボールは積まれたままだったりしてましたが、

 

「持続可能な社会への力となる働きをしたい」 という想いを胸に、入社した私は「環境コーディネーター」という肩書だったことと、当時、会社の理念が明確になったばかりだったことも重なって、

 

「もっといい会社にしよう」と、社内環境を色々と見直し改善することに奮闘していたことを覚えています。

 

今思えば、中途採用とはいえ、新入社員なのによくやらせてもらってたな・・・とも思いますが、

 

当時はどちらかというと「やらせてもらっている」という感謝よりも「誰もやる人がいないからやるしかない」というような、余裕のない必死な状況だったことが思い出されます・・・^^;

 

ただ、振り返ってみると、やっぱりそんな風に、新入社員であっても関係なく、見守りの中で、色々なことをやらせてもらえたり、

 

理念から考える沢山の機会を与えて頂きながら、そんな風に改善してきた積み重ねによって、自分への自信や、愛社精神が自然と育まれていったような気がしています。

 

そして、そんながむしゃらな時代を思い出すと、今の自分は、社内環境や実践の改善に対して、当初に比べると、どこか意識が薄れていたり、後回ししているような気さえしてきました。

 

もちろん当初に比べれば、ある程度整ってきたところもありますが、まだまだ、見直せるものは山ほどあります。

 

今は、自分が思う「持続可能な社会」の幅も広がったり、役割や任せてもらう仕事も増えてきたこともありますが、

 

当初のまっすぐ一生懸命な自分を思い出したからこそ、カグヤに入社し10年目に突入するこの節目に、またゼロベースで初心に立ち戻り、ますますいい会社にしていけるよう、もっと前のめりで、よりよい環境を追求し、見直してていきたいと思います。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子