自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/08/14

実家でのお盆

お盆ということで、
両親のいる神奈川の実家に帰っています。

思い返せば、学生時代の頃までは、
夏休みには、母の実家でもある広島に毎年帰省し、
親せきで集まったりもしていましたが、

世代が変わってきたり
祖母が病気になったことで、
次第にその風習も薄れてきました。

また昨日は、迎え盆だったこともあり、
せっかく実家に帰ったため、

「迎え火」や「精霊馬」「精霊棚」などで、
お先祖様をお迎えする準備をしてみようか?

・・・と思ったものの、

改めて私の家系の信仰をたどると、
父の実家は「神道」、母の実家は「浄土真宗」。

父は長男ではなく分家であり、
しかもマンション暮らしで神棚も仏壇もなく、

広島で過ごしたお盆を思い出しても、
お墓参りには行きましたが、
精霊馬や迎え火、送り火、精霊流しなどの記憶もなく、

お盆に何をどうしたらよいのか、いまいち謎だらけ・・・^^;

以前、父の実家に行った際には、
「神道ではお盆は特別関係ないよ」
などと言われた気がしますが、

「母の実家は、仏教だったのになぜ?」と思い、
母親に聞いてみると、

「うちは浄土真宗だから、そういうことはしないのよ」と。

そうは言っても、ご先祖様を思う気持ちは
変わらないから・・・ということで、

ひとまず、床の間には「精霊馬」と共に、
畑での収穫物をお供えし、

迎え盆室礼2

提灯のかわりに「ほおずき」の掛け軸をかけ、

迎え盆室礼3

床の間をしつらえました。

迎え盆室礼

しかし、

「亡くなったご先祖様が帰ってくるとしたら、
 うちではなく本家のところでは??」

「だとすると、この精霊馬には誰も乗らない?!」

「本来、神道や浄土真宗では、お盆はどう過ごすのだろう?」

など・・・ますます疑問が湧いてきたので、今更ですが、
「神道」や「浄土真宗」のお盆について、調べてみることに。

その内容は、長くなるので?また明日のブログで。^^

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子