前回の室礼教室では、冬至がテーマだったので、
冬至に主としていただく、
南瓜や柚子等を盛り供しました。
「桃栗3年、柿8年」とは、よく聞きますが、
その後に「柚子は9年でなりかかる」という言葉もあるようで、
「苦労も必ず実りますように」の願いを込め、
柚子を供しました。
そういえば、ちょうど先日、実家の畑に行った際に、
沢山の柚子が実っていましたが、
「長年実らずあきらめかけた頃に、実がなった!」と、
父が言っていたのを思い出しました。
なんでも早く結果を出そうと、焦りがちになりますが、
柚子のように、沢山の時間がたっても、必ず実ると信じて、
あきらめない心を大切にしたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子