東京では、昨日の夕方から夜にかけて、
激しい雨と共に落雷が相次ぎました。
実際に朝、外に出てみると、
道沿いの草も倒れていて、
その雨の衝撃を感じさせます。
またニュースによると、16時~18時までの2時間で
なんと1000発もの落雷が観測されていたそうです。
そんな雷や、雷と共に発生する光に対して
「稲妻」と呼んだりもしますが、
この稲妻の語源を調べてみると・・・
稲が開花し結実する夏から秋のはじめにかけて、
雨に伴い雷がよく発生するため、
稲穂は雷に感光することで実るという俗信が生まれ、
そこから雷を「稲のつま(=(配偶者)」と解し、
稲妻と呼ぶようになったとか。
また、落雷によって大気中の窒素が田畑に固着されるため
収穫が増えたという科学的な説?もあるようです。
雷は夏に多く発生しますので、
「雷」の付く単語は、ほとんどが「夏の季語」ですが、
「稲妻」「稲光」など「稲」の付く雷は、
「秋の季語」にあたるようで・・・
先日、実家の畑の稲も開花してましたが、
まさに今の時期は「稲妻」がピッタリのようですね。
そんなわけで、東京では雨が続いたり、
日照不足に悩まされていますし、
近年、全国的にも局地的な大雨など、
増えているようにも感じますので、
日々の暮らしの中で、
自然への愛着や畏敬の念を深めながら、
自然の中にある危険を決して忘れずに
予防や対策など含め、十分な注意を大事にしたいですね。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子