一昨日からのブログのとおり、
冬至の室礼で盛ったかぼちゃは、
縁起の良さが目立ちますが、
実は、縁起かつぎだけでなく、
栄養をつけて寒い冬を乗りきるための知恵でもあったようです。
南瓜は、ビタミンAやカロチンが豊富で、
風邪や中風(脳血管疾患)予防に効果的。
本来、南瓜の旬は夏ですが、
傷さえつかなければ、長期保存が効くことから、
野菜が不足がちな冬に、南瓜を食べ、
栄養のバランスをよくするというわけです。
今は冬でも、夏野菜を保存せずともいただけるほどに、
豊かな時代になったものの、
これはこれで不自然なことのように感じます。
本来は、自然に反した方法ではなく、
昔のように自然に合わせた工夫をしていくことが知恵であり、
自分自身のバランスも保ちやすいのではと感じました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子