自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2013/12/12

冬至の南瓜

一昨日からのブログのとおり、
冬至の室礼で盛ったかぼちゃは、
縁起の良さが目立ちますが、

実は、縁起かつぎだけでなく、
栄養をつけて寒い冬を乗りきるための知恵でもあったようです。

南瓜は、ビタミンAやカロチンが豊富で、
風邪や中風(脳血管疾患)予防に効果的。

本来、南瓜の旬は夏ですが、
傷さえつかなければ、長期保存が効くことから、

野菜が不足がちな冬に、南瓜を食べ、
栄養のバランスをよくするというわけです。

今は冬でも、夏野菜を保存せずともいただけるほどに、
豊かな時代になったものの、
これはこれで不自然なことのように感じます。

本来は、自然に反した方法ではなく、
昔のように自然に合わせた工夫をしていくことが知恵であり、
自分自身のバランスも保ちやすいのではと感じました。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子