自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/12/06

おかげさまモーニング

昨日の初心会議では、
「モーニング」担当だったため、

事前に、もう一人の担当クルーとも相談し、

「あまり無理せず、日常の実践をメニューへ活かそう!」と、

毎朝、食べている天然酵母のパンを中心に、

酒粕クリームシチューと、
自家製ヨーグルトに柚子ジャム、

そして、自分で豆を焙っていれる焙りたてコーヒーを
朝食に用意させて頂くことに。^^

モーニング_171205

そんなモーニングを振り返ってみると、

天然酵母パンのもとの種(楽健寺酵母)は、
頂いてからもう5年半経過し、
えさをあげ続け育ったもので、

小麦は、この夏に畑で収穫できたものを使って
つくったパンだったり、

ヨーグルトの種菌も、もう頂いてから2年半経ち、
毎朝食べ続けているものだったり、

柚子ジャムは、先日実家の畑で収穫できた
柚子でつくったものだったり・・・と、

これまで積み重ねてきた暮らしの実践に
支えられていることや、

材料を見ても、自分のもとに届く前に、
誰かの働きがあったことに気付きます。

また、一緒に作ったり
用意を手伝ってくれる仲間や、

「おいしい」「ありがとう」と
一緒に食べてくれる仲間がいてくれて、

このモーニングが成り立っていることに気付きます。

ちょうど、今日の打合せの中でも、

「自分の力で仕事ができていると思っている人が多い。
 感謝を忘れないような仕事をしよう!」

・・・などの声が出ていたのですが、

昨日のモーニングひとつをとってみても、
本当に沢山のおかげさまで、できたことを実感。

仕事をしている中で、
ついつい「自分がやった」と勘違いしそうになるのですが、

自分の力だけでできている仕事なんてひとつもなく、
どんな仕事も皆のおかげでできているという大前提を
忘れない工夫をしていけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子